まじかんしょう。

ドラマや映画、アニメ、バラエティなど様々な動画を鑑賞した様々な人の感想などをまとめています。

世界を変えなかった不確かな罪ってどうなの?あらすじと感想をまとめてみた

f:id:majimoney:20180305001834j:plain

今回紹介する映画「世界を変えなかった不確かな罪」は、2017年の12月9日に劇場公開された奥田裕介監督によるヒューマンドラマになっております。

自主短編映画やミュージックビデオなどを数多く手掛けてきた若手映画作家による、劇場長編デビュー作品になります。

ジョージ・ガーシュウィンの作曲とジャニス・ジョプリンの熱唱で有名な名曲である、「SUMMER TIME」からインスパイアされたストーリーになります。

過去に起きてしまったある出来事の、忌まわしい記憶から逃げ続けていくふたりの女性の生きざまが映し出されていきます。バラバラに見えていたふたつの運命が偶然にも交錯していくことによって、10年前に止まっていたそれぞれの時間が次第に動き始めていきます。

世界を変えなかった不確かな罪のあらすじ

ピノはかつての自ら犯した罪から、ひたすらに目を背け続けて今までの人生を生きてきました。パピコは心の中では罪悪感を持ちながら、鬱屈とした想いを引きずって日々の生活を淡々と過ごしています。ふたりは同じ無機質な工場の中でパートタイマーの従業員として働きながら、ルーティンワークのごとく仕事をこなしています。

ピノとパピコはそれぞれの想いを打ち明けて、ある日突然に工場のある街を立ち去る決意をしました。あてどなくさ迷い歩くふたりは、セーラー服姿の少女の菜摘と出会いドライブへと連れ出していきます。

旅の途中で放浪癖のある謎めいた男の真島を拾い、3人の女性に1人の男が加わることによって奇妙な関係性が生まれていきます。道中に散りばめられているエピソードから、10年前に隠されている秘密が徐々に明らかになっていきます。

世界を変えなかった不確かな罪の感想

ピノとパピコのふたりの女性が、常に自転車に乗って職場から自宅へと通勤しているシーンが心に残りました。彼女たちの限られている移動範囲と行動パターンが、この物語の舞台になっている地方都市独特な閉塞感と重なり合っていきました。

ヒロインのピノ役を演じている寉岡萌希が日常生活の風景や周りの人たちに向ける、どこか陰のある眼差しが良かったです。愛する妻と子供を失った葬儀屋の職員に扮している、外波山文明がスクリーンの中で放っている存在感には圧倒されました。

ピノとパピコがそれぞれに人間として欠けているものを、お互いに埋め合わせようと試みる場面には忘れがたいものがありました。ふたりの女性の心の中にある大きな虚無感や喪失は、最後まで決して満たされることはありません。

今までの痛みや哀しみを消し去るのではなく、全てをありのままに受け入れて生きていくことを決意した瞬間が感動的でした。本作品の中のテーマとなっている社会に存在している様々な問題点や矛盾について、安易に解決策を提示していないところに共感出来ました。

この世界の残酷さや理不尽なことに対して、癒しや許しを求めることなく怒りをぶつけていくクライマックスシーンが圧巻でした。日々の仕事や毎日の繰り返しに退屈している方には、是非とも見ていただきたい映画になっています。

世界を変えなかった不確かな罪の口コミ

世界を変えなかった不確かな罪を取り扱っている動画サービスは?

世界を変えなかった不確かな罪を取り扱っている動画サービスはまだありません。進展があり次第追記していきたいと思います。