まじかんしょう。

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手紙は憶えているってどうなの?あらすじと感想をまとめてみた

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今回紹介する映画「手紙は憶えている」は、2016年の10月28日に劇場公開されたアトム・エゴヤン監督によるサスペンススリラーになっております。

「スウィート ヒアアフター」や「秘密のかけら」をはじめとする、人間の記憶の不確かさを扱った物語には定評のある個性派映画作家による作品になります。本作品が脚本家デビューとなるベンジャミン・オーガストが練り上げた、予測不可能なストーリー展開がスリリングです。

手紙は憶えているのあらすじ

愛する妻のルースとの別れを経験してからというもの、ゼヴ・グットマンは物忘れがひどくなっていく一方です。同じ高齢者用のグループホームで暮らし共に第二次世界大戦下でのアウシュヴィッツ収容所の生還者でもある、マックス・ローゼンバーグからある日のこと1通の手紙を託されます。

ゼヴとマックスの大切な家族を殺害して今も何処かでのうのうと生きているナチスの残党に、復讐を遂げるべく施設を密かに抜け出して拳銃を鞄に忍ばせ旅に出ます。ゼヴの息子であるチャールズの追跡や警察の監視を掻い潜りながら、犯人の名前「ルイ・コランダー」と僅かな顔の特徴を頼りにして4人の容疑者を追い詰めていきます。

1人目のルイ・コランダーは第二次世界大戦中にアフリカ大陸に居たので人違いで、2人目はユダヤ系の性的マイノリティであり全くの誤解でした。3人目はすでに亡くなっていましたが、息子がネオナチ崇拝者で自らの生命の危機を感じたセヴは射殺してしまいました。目覚める度に記憶が薄れていく症状に悩みされ続けながらも、ゼヴは最期のルイ・コランダーへとたどり着きます。

手紙は憶えているの感想

90年間の生涯を締めくくるべく奮闘する主人公のゼヴの役には、クリストファー・プラマーのイメージがぴったりとはまっていました。肉体的には不自由ながらも鋭い知性によってゼヴを導いていく友人のマックスを、ベテラン俳優のマーティン・ランドーが演じているのも良かったです。

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の歴史ドラマでヒトラーに扮したこともある名優のブルーノ・ガンツが、円熟味溢れる演技を披露しているのも印象深かったです。ホロコーストを題材にした文学や映像作品は数多く存在しますが、舞台を現代のみに限定して認知症気味の主人公の目線から映し出されていくところが斬新な設定でした。

若者の間で広がっているネオナチズムの危険性や、世界各国での移民排斥運動から生まれていく人種間の対立など数々の問題について考えさせられました。歩んできた道のりを忘れてしまう老人の姿と、戦争の過ちや教訓が消え失せていく不寛容な今の時代との間に不気味な繋がりがありました。

時を越えてゼヴが解き明かした事実からは、罪を憎むこと以上に大切なことが伝わってきました。ナチスドイツの歴史やアイヒマン裁判をテーマにした映画に興味のある方にはお勧めです。

手紙は憶えているの口コミ

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